バレリーナなのに筋肉が硬い?
患者様がよく勘違いをされているのですが
”関節が大きく動く=筋肉が柔らかい”ではありません
バレリーナやヨガを本格的にされている方が当院へ通院されていたこともありました。
確かに脚は大きく開きますし、開脚も180度出来るのです。しかし身体を痛めて来院されました。
そこには、やはり硬く質が悪い筋肉が存在していました。
これは女性に特に多いのですが、女性は先天的に関節や靭帯が緩い方が多いです。なのでその緩さである意味誤魔化し、一見柔らかく見えているのです。
そしてもう一つの理由としては、伸張反射(筋肉が伸びすぎないようにする反射)が起こらないからです。
本来人間は身体を伸ばしすぎると、それ以上伸びないように体がストップをかけます。しかし長年ヨガやバレエをしている人はそのロックが外れている場合も多いのです。
つまり、”関節は動くけど実は筋肉は硬い”という状態が出来上がります。
自分では柔らかいという自負がある。それなのに身体を痛めやすい・・・そんな方は、このような現象が隠れているのかもしれません。