女性と子供のための整骨院

ぶつけた場所と違うところが痛いのは何故?

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これは患者様から受けることが多い質問です。

例えば肩をぶつけたのに首が痛い。膝をぶつけたのに太ももが痛い。などなど。

確かにぶつけた場所と全く違うところですね。これは何故起こるのでしょうか?

答えは、人体の防御反応です。

人間は身体にダメージを受けると必ず防御反応が表れます。例えば肩をぶつけた場合、まず身体は攻撃されたと判断します。そしてその痛めた場所がもうこれ以上痛まないために、守るために周囲の筋肉が硬くなります。これが防御反応です。周囲の筋肉や神経が縮こまるのです。

極端な例ですが、もし道端でいきなり見知らぬ誰かに殴られそうになったら?僕たちは必ず身を縮めて防御するはずです。これは意図的にではなく反射的に。これが人体に備わっている防御反応です。

この肩をぶつけた患者様の場合、肩を守るためにその周囲に存在する僧帽筋という筋肉が非常に硬くなっていました。これは防御反応で僧帽筋が硬くなってしまったのです。

もちろんぶつけた肩への施術もケアも必要なのですが、この防御反応で固まってしまった神経や筋肉を緩めてあげる施術も必要になってきます。

これを緩めてあげないと、今度は首の痛みに派生していく恐れがあります。

ぶつけていないのに痛い場所は防御反応で固まっているから。そしてぶつけた所も防御反応が出ている所も両方に施術が必要なのです。