距骨のズレが身体に与える影響
「足首の動きが悪い」「立つとすぐ疲れる」
そんな方に関係しているのが、足首の中心にある距骨(きょこつ)という骨です。
距骨は、スネの骨(脛骨・腓骨)と、かかとの骨(踵骨)の間にあり、
足首の“回転軸”をつくる、とても重要な骨です。
実はこの距骨、筋肉が直接ついていないという珍しい骨。
つまり周りの骨や靭帯、関節の“はまり”が少しでもズレると、自力で戻すことができず、動きが悪くなりやすいのです。
距骨が正しい位置で動かなくなると、
足首の曲げ伸ばしが制限され、ふくらはぎが硬くなり、
結果的に膝・股関節・骨盤・腰へと影響が広がります。
「足首が硬い人ほど、姿勢が崩れやすい」「むくみや冷えが出やすい」のはこのためです。
整骨院では、距骨まわりの関節を丁寧に整えることで、
足首の可動域や全身のバランスが改善されるケースが多く見られます。
足首のトラブルは、実は“全身の不調の出発点”。
慢性的な腰痛やむくみに悩んでいる方こそ、
まずは“距骨”を見直してみましょう。