横隔膜を緩めると背骨が整う?
横隔膜は呼吸のための筋肉として知られていますが、実は姿勢を支えるうえでも大切な役割を持っているのです。
横隔膜が硬くなると、胸や腰の動きが制限され、背骨に負担がかかりやすくなります。
すると体のバランスが崩れ、歪みが生まれてしまうのです。
横隔膜の内側には大腰筋や腸腰筋があり、これらは腰の骨(腰椎)とつながっています。
そのため横隔膜が緊張すると大腰筋も一緒に硬くなり、腰椎の動きが悪くなってしまいます。
腰の動きが制限されると、背中や首にまで影響が出て、全体の姿勢が崩れやすくなるのです。
逆に、横隔膜をゆるめることで胸郭の動きが広がり、呼吸が深まりやすくなります。
呼吸が整うと背中の筋肉が自然にゆるみ、骨盤や背骨が本来の位置に戻ろうとする力が働きます。
無理に矯正しなくても、横隔膜を整えるだけで姿勢が変わってくる方も多いですよ。
背骨の歪みは背中そのものの問題ではなく、横隔膜の硬さが原因になっているケースが少なくないのです。姿勢の崩れや背中の張り、呼吸の浅さが気になる方は、横隔膜を整えることが改善につながりやすいのです!



