寒い冬の腰痛予防 ベスト3
になると腰痛が増える――。
これは単なる“季節のせい”ではありません。
気温の低下は筋肉や関節の動きに大きな影響を与え、
特に腰部はダメージを受けやすい部位です。
今回は、冬に腰痛を繰り返さないために
日常で気をつけるべきポイントを3つ紹介します。
1. 身体を冷やさない工夫をする
冬の腰痛の大きな原因は「筋肉の冷え」です。
筋肉が冷えると血流が低下し、硬さが強まり、
本来スムーズに動く組織が縮こまってしまいます。
特に冷えやすい部位は お腹(腸腰筋)と腰まわり。
ここが冷えると前後のバランスが崩れ、腰痛を誘発します。
対策:
- 腹巻き・カイロでお腹と腰を温める
- 入浴で深部体温を上げる
- 朝起きたら1〜2分の軽いストレッチをする
「お腹を温める=腰の筋肉が動きやすい状態をつくる」
これは腰痛予防に非常に効果的です。
2. 長時間同じ姿勢を避ける
寒い季節はどうしても動きが減り、
座りっぱなし・立ちっぱなしが増えてしまいます。
同じ姿勢が続くと
腰部の筋膜や関節に負担が集中し、痛みを発生させやすい状態
になります。
身体は本来“動くように設計された構造”のため、
姿勢が固定されると腰痛が起きやすくなるのです。
対策:
- 30〜60分に一度は立ち上がる
- デスクワーク中は股関節を軽く回す
- スマホを見る時は骨盤を起こす意識を持つ
少し動くだけで、
腰部の筋膜の滑走が改善し、血流も戻ります。
3. お腹まわりの筋肉を固めないようにする
冬は“寒さでお腹に力が入りやすい”季節です。
無意識に身体を縮こませ、腹部が硬くなりがちです。
実は腰痛の多くは
腰そのものより腹部(腸腰筋・腹横筋など)の硬さ
によって発生します。
お腹が固まる
→ 骨盤が引っ張られる
→ 腰が反りやすくなる or 丸まりやすくなる
→ 腰に痛みが発生する
という流れになってしまうのです。
対策:
- 深い腹式呼吸を意識する
- おへその横を優しくゆらすようにマッサージ
- みぞおちや肋骨下の張りを取るストレッチ
「腰ではなくお腹を緩める」
これが冬の腰痛予防では特に重要です。
まとめ
冬は腰痛が起きやすい季節ですが、
対策を知っていれば防ぐことができます。
・身体を冷やさない
・姿勢を固めない
・お腹を緩める
この3つを意識するだけで、
冬の腰痛リスクは大きく減少します。
腰痛が毎年の悩みになっている方は、
まずこの3つを日常生活に取り入れてみてください。



