ぎっくり腰はお腹を緩めると改善する?
ぎっくり腰(急性腰痛)は、
- 前かがみになれない
- 立ち上がれない
- 少し動くだけで激痛が走る
といった強い症状が出ます。
しかし検査をすると、
- 骨折なし
- ヘルニアの所見なし
- 明確な筋断裂もない
というケースも多く、
**「なぜこんなに痛いのか説明がつかない」**ことも珍しくありません。
ここで見落とされやすいのが、
**腹部の防御反応(過緊張)**です。
腹部は“最後の防御壁”になりやすい
人は痛みや不安を感じると、無意識に体を守ります。
特に腹部は、
- 内臓を守る
- 体幹を安定させる
- 姿勢を崩さないようにする
という重要な役割があるため、
強い痛みが出た瞬間に、腹部がガチッと固まることがよくあります。
この状態では、
- 腹直筋
- 腹斜筋
- 腹横筋
が過剰に緊張し、お腹が常に力んだ状態になります。
腹部が固まると、なぜ腰が痛くなるのか?
腹部が強く緊張すると、次のことが起こります。
① 腰椎の動きがロックされる
腹部が固まる
→ 腰を前後・回旋させる余裕がなくなる
→ 少しの動きでも腰に強いストレスが集中
② 呼吸が浅くなり、回復力が落ちる
腹部が固い
→ 横隔膜が動きにくい
→ 呼吸が浅くなる
→ 筋肉がさらに緊張しやすくなる
③ 腰の筋肉が「逃げ場」を失う
本来、腰と腹部はバランスを取り合う関係です。
腹部が固まりすぎると、腰側が一方的に引っ張られ、
腰の筋肉が過緊張 → 痛み増強
という悪循環に入ります。
腰を揉んでも良くならない理由
ぎっくり腰の方でよくあるのが、
- 腰をマッサージしてもらった
- 湿布を貼った
- 電気を当てた
その直後は少し楽でも、
動くとすぐ痛みが戻るというケース。
これは、
腰は結果
原因は腹部の過緊張
という状態だからです。
腹部がガチガチのままでは、
腰だけを緩めてもすぐに引き戻されてしまいます。
腹部を緩めると起こる変化
実際に腹部を丁寧に緩めていくと、
- 呼吸が深くなる
- 立ち上がりが楽になる
- 前かがみの恐怖感が減る
- 痛みの「鋭さ」が抜ける
といった変化が、その場で出ることも珍しくありません。
多くの方が
「え、腰触ってないのに?」
と驚かれます。
当院が腹部を重視する理由
当院では、ぎっくり腰の施術で
- 腰だけを強く触る
- 無理に動かす
- 痛みを我慢させる
ことはほとんどしません。
まずは、
- 腹部の緊張
- 呼吸の状態
- 体幹全体の防御反応
を確認し、体が安心できる状態を作ることを優先します。
結果として、
- 痛みが早く落ち着く
- 動ける範囲が広がる
- 回復がスムーズになる
というケースが多く見られます 。
まとめ
・ぎっくり腰=腰だけの問題ではない
・強い痛みが出ると腹部は無意識に固まる
・腹部の過緊張が腰痛を長引かせる
・腹部を緩めることで、腰の負担が自然に減る
「腰が痛いから腰を揉む」
それだけでは足りないケースも、確実に存在します。
もし、
- ぎっくり腰を繰り返している
- 腰を触られるのが怖い
- なるべく早く動けるようになりたい
そんな方は、腹部から整える視点を一度体験してみてください!



