生理痛と仙骨の動きの関係について
生理痛と仙骨の動きの関係について
生理痛というと、多くの方が「子宮の問題」と考えます。
もちろん、子宮の収縮やホルモンの影響は大きな要因ですが、実はそれだけではありません。
身体の構造を見ていくと、骨盤の中心にある「仙骨(せんこつ)」の動きも、生理痛に関係していることがあります。
仙骨とはどんな骨?
仙骨は、骨盤の中央後方にある三角形の骨で、背骨の一番下に位置しています。
左右の骨盤(腸骨)と関節を作り、骨盤の土台のような役割をしています。
多くの方は「骨盤は動かない」と思われていますが、実際には骨盤にはわずかな動きがあります。
特に仙骨は、呼吸や体の動きに合わせて、ほんの少し前後に動く構造になっています。
このわずかな動きが、骨盤内の循環や臓器の働きに影響を与えています。
子宮と骨盤のつながり
子宮は骨盤の中にあり、靭帯や筋膜を通して骨盤や仙骨周囲の組織とつながっています。
そのため、骨盤周囲の筋肉が硬くなったり、仙骨の動きが悪くなったりすると
・骨盤内の血流
・神経の流れ
・骨盤の微細な動き
などがスムーズにいかなくなることがあります。
こうした状態が続くと、生理の時に
・下腹部の痛み
・腰の痛み
・骨盤の重だるさ
といった症状として現れることがあります。
生理と骨盤の動き
女性の身体は、生理周期の中でホルモンの影響を受けながら、骨盤の状態も少しずつ変化しています。
生理前から生理中にかけては、骨盤がわずかに開く方向へ動くと言われています。
この時に、骨盤周囲の筋肉や靭帯が柔軟であれば、骨盤の動きは比較的スムーズに起こります。
しかし、
・腰やお尻の筋肉が硬い
・骨盤周囲の筋膜が緊張している
・仙骨の動きが小さい
こうした状態があると、骨盤の動きがスムーズにいかず、痛みとして感じやすくなることがあります。
施術の現場で感じる共通点
施術をしていると、生理痛が強い方にはいくつかの共通点があります。
例えば
・仙骨周囲の筋肉が硬い
・お尻(特に梨状筋や殿筋群)が強く緊張している
・骨盤の動きが小さい
・腰椎と骨盤の連動が悪い
こうした状態が見られることが少なくありません。
仙骨周囲の筋肉や筋膜をゆるめ、骨盤の動きを整えていくと、
「生理の時の腰の重さが軽くなった」
「下腹部の痛みが前より楽になった」
という変化を感じる方もいらっしゃいます。
生理痛は「体質だけ」ではない
生理痛は「体質だから仕方ない」と思われることも多いですが、実際には
・筋肉の緊張
・姿勢
・骨盤の動き
・身体の使い方
などが影響しているケースもあります。
骨盤周囲の柔軟性を保つことは、女性の身体にとってとても大切です。
もし
・生理のたびに腰が重い
・骨盤やお尻が張る
・生理前になると腰痛が出る
こういった症状がある方は、骨盤や仙骨周囲の状態にも目を向けてみてください。
身体の状態を整えていくことで、毎月のつらさが変わっていく可能性もあります。



