女性と子供のための整骨院

膝の変形=痛みではない?近年の研究からわかってきた膝痛の本当の原因

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「変形性膝関節症ですね。」

整形外科でこのように診断されると、多くの方はこう考えます。

「骨が変形しているから痛いんだ。」

「軟骨がすり減っているから、もう治らない。」

もちろん、骨の変形や軟骨の摩耗は膝の状態を知るうえで非常に重要な情報です。

しかし近年では、「骨の変形の程度」と「痛みの強さ」は必ずしも一致しないことが、多くの研究で報告されています。

実際、レントゲンでは変形がかなり進行しているにもかかわらず、ほとんど痛みなく生活している方がいます。

反対に、変形が軽度なのに強い痛みを訴える方も少なくありません。

では、その違いは何なのでしょうか。

痛みを生み出しているのは「骨」ではなく「軟部組織」の可能性があります

骨そのものには痛みを感じる能力があまりありません。

実際に痛みを感じやすいのは、

・筋肉

・靭帯

・関節包

・脂肪体(膝蓋下脂肪体など)

・腱

・皮膚

・神経

といった、骨の周囲に存在する「軟部組織」です。

これらの組織は、歩いたり立ち上がったりするたびに滑らかに動き、お互いが引っ掛からないように働いています。

しかし、長年の負担や姿勢の乱れ、筋肉の緊張などによって、この滑らかな動き(滑走性)が失われると、膝を曲げ伸ばしするたびに組織同士が引っ張られ、痛みが生じることがあります。

つまり、「変形しているから痛い」のではなく、「変形した膝に負担がかかり続けた結果、周囲の軟部組織が痛みを出している」というケースも少なくないのです。

膝のお皿の動きも非常に重要です

膝を曲げたり伸ばしたりすると、お皿(膝蓋骨)は上下へ滑るように動いています。

しかし、

・太ももの筋肉が硬い

・膝周囲の筋膜が硬い

・神経の滑走性が低下している

このような状態では、お皿の動きが悪くなり、膝へ余計なストレスがかかります。

当院でも、お皿の動きを改善しただけで、

「階段が楽になった。」

「膝が曲がるようになった。」

「歩くのが楽になった。」

という変化を経験される患者様は少なくありません。

骨を治しているわけではありません

ここで大切なのは、「整体で骨の変形が元に戻る」と言いたいわけではないということです。

変形した骨が元通りになったり、すり減った軟骨が再生したりするわけではありません。

変形そのものを改善するには、

人工関節置換術などの手術

再生医療

といった医療が必要になる場合もあります。

整体で行っているのは、骨を治すことではなく、骨の周囲にある軟部組織の環境を整えることです。

手術しか方法がないとは限りません

「変形しているから、もう手術しかない。」

そう思われている方も少なくありません。

しかし実際には、変形があっても日常生活に支障なく過ごしている方はたくさんいます。

その違いは、軟部組織の状態や関節の動きにあることも少なくありません。

例えば、

・膝周囲の筋肉を柔らかくする

・お皿の動きを改善する

・足首や股関節の動きを整える

・歩行時の膝のねじれを減らす

こうしたアプローチによって、膝への負担が軽減し、痛みが改善するケースは数多くあります。

当院が膝だけを施術しない理由

膝は足首と股関節の間にある関節です。

そのため、足首の動きが悪ければ膝へ負担がかかります。

股関節が硬ければ、その負担も膝へ集中します。

だから当院では、膝だけを見ることはありません。

足首や股関節、筋肉や神経の状態まで確認し、膝へ負担をかけている本当の原因を探していきます。

まとめ

「膝が変形しているから痛い。」

この考え方だけでは、膝痛のすべてを説明することはできません。

もちろん、変形は一つの要因です。

しかし、それ以上に重要なのは、膝の周囲にある軟部組織が正常に働いているかどうかです。

手術が必要なケースもあります。

一方で、軟部組織や関節の動きを改善することで、手術をせずに痛みが軽減する方もいらっしゃいます。

「変形しているから仕方ない」と諦める前に、一度ご自身の膝がどのような状態なのかを詳しく確認してみることをおすすめします。

痛みの本当の原因が見つかれば、改善への道筋も見えてくるかもしれません。