めまいの原因は姿勢かもしれません。首や胸郭の状態が関係するケースについて
最近、フワフワする感じがする。」
「立ち上がるとめまいが起きる。」
「病院で検査を受けたけれど異常はないと言われた。」
このようなお悩みを抱えて来院される患者様は少なくありません。
めまいは日常生活にも大きな影響を与える症状であり、不安を感じる方も多いと思います。
しかし、めまいにはさまざまな原因があるため、まず最初にお伝えしたいことがあります。
めまいは整体や整骨院だけで判断できる症状ではありません
めまいには、
・良性発作性頭位めまい症
・メニエール病
・前庭神経炎
・脳血管障害
・貧血
・低血圧
・自律神経の乱れ
・精神的ストレス
など、さまざまな原因があります。
そのため、突然強いめまいが起こった場合や、手足のしびれ、ろれつが回らない、激しい頭痛などを伴う場合には、まず医療機関を受診することが最も重要です。
整体や整骨院で対応する前に、重大な病気が隠れていないことを確認する必要があります。
それでも姿勢が原因となるケースがあります
一方で、病院でMRIやCT、耳の検査などを受けても、
「特に異常はありません。」
と言われる方も少なくありません。
そのような方の中には、姿勢や筋肉の状態が影響しているケースがあります。
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
しかし、姿勢を改善したことでめまいが軽減する患者様がいらっしゃるのも事実です。
姿勢が悪くなると首には大きな負担がかかります
猫背や巻き肩になると、頭は自然と前へ突き出した姿勢になります。
人間の頭の重さは約4〜6kgあるといわれています。
この重たい頭を首だけで支え続けるため、首や肩周囲の筋肉には大きな負担がかかります。
筋肉が緊張すると、
・血液循環の低下
・筋肉の柔軟性の低下
・首の動きの制限
などが起こりやすくなります。
さらに、首には姿勢や頭の位置を脳へ伝える感覚受容器が多く存在しています。
そのため、首の筋肉や関節の状態が悪くなることで、頭の位置に関する情報が乱れ、めまいのような感覚につながる可能性も指摘されています。
胸郭の動きも見逃せません
姿勢が悪くなると影響を受けるのは首だけではありません。
猫背になると肋骨の動きが制限され、胸郭が十分に広がらなくなります。
すると呼吸が浅くなり、体内へ取り込める酸素の量も少なくなりやすくなります。
呼吸が浅い状態が続けば、
・疲れやすい
・集中力が低下する
・自律神経が乱れやすくなる
などの変化が起こることがあります。
これらが複合的に重なることで、めまいやふらつきを感じやすくなる方もいます。
当院では姿勢だけでなく全身を確認します
「めまいだから首だけを施術する。」
当院では、このような考え方はしていません。
首へ負担がかかる原因は、
・猫背
・巻き肩
・胸椎の動きの低下
・股関節や骨盤のバランス
など、体全体にあることも少なくありません。
そのため、姿勢全体を評価しながら、首へ負担をかけている原因を探していきます。
すべてのめまいが改善するわけではありません
ここで大切なのは、「整体でめまいは治ります」と断言することではありません。
めまいにはさまざまな原因があり、整体では対応できないケースもあります。
だからこそ、まずは医療機関で検査を受けることが大切です。
そのうえで、
・病院では異常がないと言われた。
・首や肩のこりも強い。
・長時間のデスクワークが多い。
・姿勢の悪さを自覚している。
このような方であれば、姿勢や筋肉・関節の状態が影響している可能性も考えられます。
まとめ
めまいは原因が一つではありません。
耳の病気や脳の病気が原因となることもあれば、姿勢や筋肉の緊張が影響していることもあります。
そのため、「めまいだから整体」「めまいだから病院」と決めつけるのではなく、まずは重大な病気が隠れていないことを確認し、そのうえで体全体の状態を評価することが大切です。
もし病院で異常が見つからず、それでもめまいが続いているのであれば、一度姿勢や首・胸郭の状態を見直してみる価値はあるかもしれません。
体のバランスが整うことで、日常生活がより快適になる可能性があります。



