女性と子供のための整骨院

下腹ぽっこりは腹筋だけが原因ではない?股関節と姿勢から考える本当の原因

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「体重は戻ったのに、なぜか下腹だけが出ている」

「ダイエットをしても下腹がなかなか細くならない」

「腹筋運動を頑張っているのに、お腹の見た目が変わらない」

このようなお悩みを持つ女性は非常に多くいらっしゃいます。

下腹が気になると、まず思いつくのが「腹筋を鍛えること」ではないでしょうか。

もちろん、腹部の筋肉が適切に働くことは大切です。

しかし実際に身体を見ていくと、下腹がぽっこりして見える原因は腹筋だけではありません。

意外と見落とされやすいのが、股関節の動きや骨盤の傾き、そして姿勢との関係です。

下腹が出ている=脂肪が多い、とは限りません

まず知っていただきたいのは、下腹部の見た目は体脂肪だけで決まるわけではないということです。

当然、体脂肪が増えれば下腹部にも脂肪がつき、サイズは大きくなります。

しかし、

「体重はそれほど増えていない」

「全体的には細いのに下腹だけ出ている」

「朝より夕方の方がお腹が目立つ」

このような方の場合、脂肪以外の要素も考える必要があります。

その一つが姿勢です。

同じ体脂肪率であっても、骨盤や腰、股関節の位置が変わるだけで、お腹の見え方は大きく変化します。

股関節が硬くなるとなぜ下腹が出て見えるのでしょうか?

股関節は、人間の身体の中でも非常に大きな関節です。

歩く、立つ、しゃがむ、階段を上る。

日常生活のさまざまな動作で股関節は使われています。

ところが、

長時間のデスクワーク。

運動不足。

育児による長時間の抱っこ。

同じ姿勢での家事や仕事。

こうした生活が続くと、股関節周囲の筋肉が硬くなり、関節本来の動きが小さくなることがあります。

すると身体は、動かなくなった股関節を別の場所で補おうとします。

その代表的な場所が「腰」です。

股関節で十分に動けない分、骨盤を前へ傾けたり腰を反らしたりすることで、身体全体のバランスを取ろうとすることがあります。

その結果、下腹部が前方へ押し出されたような姿勢になり、「下腹ぽっこり」が目立ちやすくなるのです。

「筋肉が骨盤を下へ引っ張る」だけでは説明できません

下腹ぽっこりについて、

「お尻や内ももの筋肉が硬くなり、骨盤を引っ張るからお腹が出る」

と説明されることがあります。

しかし実際の身体は、それほど単純ではありません。

一つの筋肉だけで骨盤の位置が決まっているわけではなく、

腹部。

背中。

お尻。

太もも。

股関節周囲。

これらの筋肉や関節が複雑に協調することで姿勢が作られています。

そのため当院では、「この筋肉が硬いから下腹が出ている」と一つの原因だけに決めつけるのではなく、身体全体のバランスを確認することを大切にしています。

反り腰と下腹ぽっこりの関係

特に下腹部が気になる女性に多く見られる姿勢の一つが、腰の反りが強くなっている状態です。

骨盤が前方へ傾き、腰椎の前弯が強くなると、腹部は前方へ突き出して見えやすくなります。

この状態では、腹筋がまったく存在しないわけではありません。

腹筋はあるにもかかわらず、姿勢や身体の使い方によって十分に機能を発揮できていないことがあります。

つまり、

「腹筋がない」のではなく、「腹筋を使いにくい身体になっている」

というケースがあるのです。

ここは非常に重要なポイントです。

腹筋運動をしても変わらない理由

「毎日腹筋をしているのに下腹が変わらない」

という方もいらっしゃいます。

もちろん、腹筋運動そのものが悪いわけではありません。

問題は、腹筋運動をする前の身体の状態です。

股関節が硬い。

腰が過度に反っている。

腹部をうまくコントロールできない。

このような状態のまま強い腹筋運動を繰り返しても、狙った場所を十分に使えないことがあります。

むしろ、股関節周囲や腰の筋肉ばかりを使って運動してしまう方もいます。

だからこそ、単純に「弱いから鍛える」という考え方だけではなく、

「なぜその筋肉をうまく使えなくなっているのか?」

まで考えることが大切なのです。

まずは「動ける状態」を作ること

当院では、下腹部が気になる方に対して、いきなり腹筋を鍛えることだけをおすすめするわけではありません。

まず、

股関節がしっかり動いているか。

骨盤や腰に過剰な負担がかかっていないか。

お尻や太ももの筋肉が過度に緊張していないか。

腹部の筋肉を適切に使えているか。

こうした部分を確認します。

そして必要に応じて、股関節周囲の筋肉や関節を動きやすくし、そのうえで腹部を使いやすい身体へ整えていきます。

「緩める」と「鍛える」は、どちらか一方だけで考えるものではありません。

硬くなっているところは動きやすくする。

使えていないところは使えるようにする。

そのうえで必要であれば筋力をつける。

この順番が大切だと考えています。

産後の女性は特に注意が必要です

産後の女性では、このような身体の変化がより起こりやすくなります。

妊娠中はお腹が大きくなることで重心が変化し、腹部の筋肉も長期間引き伸ばされます。

さらに出産後は、

抱っこ。

授乳。

おむつ交換。

寝かしつけ。

など、前かがみになったり腰へ負担をかけたりする動作が一気に増えます。

そのため、

「出産してから下腹だけ戻らない」

という場合には、単純な体重や筋力だけではなく、妊娠・出産を通して変化した姿勢や股関節の動きまで確認する必要があります。

施術だけで脂肪が減るわけではありません

ここも誤解のないようにお伝えしておきます。

整体や整骨院の施術によって、体脂肪そのものが大きく減少するわけではありません。

脂肪を減らすことが目的であれば、食事や運動、睡眠など生活習慣を含めた体重管理が必要です。

一方で、姿勢や股関節の動きが原因で下腹部が前へ出て見えているのであれば、身体の使い方を変えることで見た目が変化する可能性があります。

だからこそ、

「下腹ぽっこり=とにかく痩せる」

「下腹ぽっこり=腹筋100回」

と単純に考えるのではなく、自分のお腹がなぜ前へ出て見えているのかを確認することが重要なのです。

下腹ぽっこりで大切なのは「鍛える前に整える」という考え方

下腹が気になると、どうしてもお腹そのものに意識が向いてしまいます。

しかし身体はすべてつながっています。

腹部の働きには骨盤が関係し、骨盤には股関節が関係しています。

そして股関節の動きが悪くなれば、腰や膝など別の場所がその動きを補うようになります。

だから当院では、下腹部だけを見るのではなく、股関節や骨盤、腰、姿勢まで含めて身体を確認します。

腹筋を鍛えることが必要な方もいます。

股関節の柔軟性を改善した方がよい方もいます。

姿勢の使い方を変える必要がある方もいます。

大切なのは、その人の身体に何が必要なのかを見極めることです。

「腹筋を頑張っているのに下腹だけ変わらない」

「体重は戻ったのに、お腹だけ妊娠前と違う」

そんな方は、一度お腹だけではなく、股関節や骨盤、姿勢にも目を向けてみてください。

下腹ぽっこりを改善するために必要なのは、ただ筋肉を増やすことではなく、今ある筋肉を正しく使える身体をつくること。

身体を整えてから、必要な筋肉を使う。

それが、当院が考える下腹ぽっこりへのアプローチです。