メガネが原因で首こり・肩こりが起こる?身につけるものが身体へ与える意外な影響
「最近、なぜか首や肩が凝るようになった」
「以前はそこまで気にならなかったのに、ここ最近だけ不調が増えた」
このような場合、多くの方はまず、
姿勢が悪いのかな。
仕事が忙しいからかな。
運動不足かな。
と考えると思います。
もちろん、それらが原因となることはあります。
しかし実際には、もっと意外なものが身体へ負担をかけていることもあります。
今回は、実際に当院へ通われている患者様に起きた「メガネによる不調」についてご紹介します。
最近になって首や肩の不調が増えた患者様
その患者様は、それまで比較的体調が安定していました。
しかしある時期から、
首が重い。
肩が凝る。
頭まわりが張る。
なんとなく身体の調子が悪い。
といった症状が増えてきました。
もちろん施術を行えば、その場では身体が楽になります。
しかし、なぜ最近になって不調が増えたのか。
そこを確認していく必要がありました。
そして後になって分かったのが、
「最近購入した伊達メガネをよく使うようになっていた」
ということでした。
少しきついメガネが、こめかみを圧迫していました
そのメガネは、見た目は気に入っていたものの、サイズが少しきつかったそうです。
特にメガネのつるの部分が、左右のこめかみ付近を強く挟むような状態になっていました。
本人としては、
「少しきついかな」
くらいの感覚だったようです。
しかし、その状態が毎日何時間も続けば、身体にとっては小さなストレスが長時間かかり続けることになります。
そして、そのメガネを使うのをやめてから、
「首や肩の症状がかなり楽になった」
と患者様自身が実感されました。
つまり、身体の不調の一因としてメガネの圧迫が関係していた可能性があるのです。
こめかみには「側頭筋」があります
こめかみの周辺には、「側頭筋」と呼ばれる筋肉があります。
側頭筋は、主に噛む動作に関係する筋肉です。
食事をする。
歯を食いしばる。
顎を動かす。
こうした時に働きます。
この側頭筋周辺が長時間圧迫されることで、筋肉や皮膚、周囲の軟部組織に負担がかかることがあります。
また、こめかみ周辺には感覚を伝える神経も存在しています。
そのため、圧迫が強い場合には、
こめかみが痛い。
頭が重い。
締め付けられるように感じる。
といった症状が出ることもあります。
なぜ首や肩までつらくなるのでしょうか?
ここで重要なのが、
「圧迫されているのはこめかみなのに、なぜ首や肩まで症状が出るのか」
という点です。
身体は、それぞれの部位が完全に独立しているわけではありません。
頭部の筋肉。
顎周囲の筋肉。
首の筋肉。
肩周囲の筋肉。
これらは姿勢や動作の中で互いに影響し合っています。
例えば、こめかみ周辺が気になれば、無意識に顎へ力が入ったり、頭の位置が変わったりすることがあります。
また、違和感が続けば、その場所をかばうように首や肩の筋肉へ余計な力が入ることもあります。
その結果、
首こり。
肩こり。
頭の重さ。
頭痛。
といった症状につながる可能性があります。
つまり、
「症状が出ている場所」と「原因となっている場所」
ということです。
小さな圧迫でも、毎日続けば負担になります
「メガネが少しきついだけで、そんなに身体へ影響するの?」
と思われる方もいるかもしれません。
重要なのは「刺激の強さ」だけではありません。
「どれくらい長く続いているか」も非常に大切です。
例えば、こめかみに強い圧迫が一瞬加わっただけであれば、すぐに大きな問題になることは少ないでしょう。
しかし、
1日数時間。
毎日。
何週間も。
というように繰り返されれば、小さな刺激でも身体には負担として蓄積していくことがあります。
これはメガネに限った話ではありません。
身につけているものが身体へ影響することがあります
身体の不調を考える時、意外と見落とされやすいのが「身につけているもの」です。
例えば、
きついメガネ。
帽子。
ヘアバンド。
マスク。
ヘッドホン。
イヤホン。
ネックレス。
重たいバッグ。
締め付けの強い下着。
サイズの合っていない靴。
こうしたものも、使い方やサイズによっては身体へ継続的な負担をかける可能性があります。
特に、
「最近新しいものを使い始めた」
「その頃から体調が変わった」
という場合には、一度疑ってみる価値があります。
身体そのものだけを見ても原因が分からないことがあります
整体や整骨院では、
筋肉。
関節。
姿勢。
神経。
など、身体そのものを確認することが中心になります。
しかし、身体だけを見ていても原因が分からないことがあります。
なぜなら、その身体に毎日負担をかけている「生活環境」が変わっていないからです。
例えば施術によって筋肉が緩んでも、
毎日同じきついメガネを8時間使い続けている。
重たいバッグをいつも同じ肩にかけている。
合わない靴を履き続けている。
このような状態であれば、再び同じ場所へ負担がかかる可能性があります。
だからこそ当院では、患者様の身体だけではなく、
仕事内容。
生活習慣。
寝方。
最近変わったこと。
身につけているもの。
こうした部分まで伺うことがあります。
「最近変えたもの」は身体の不調を考えるヒントになります
もし今まで比較的調子が良かったのに、急に症状が増えてきたのであれば、
「最近何か変わったことはないかな?」
と振り返ってみてください。
新しいメガネに変えた。
バッグを変えた。
靴を変えた。
仕事が変わった。
デスクや椅子が変わった。
枕を変えた。
スマートフォンを見る時間が増えた。
こうした小さな変化の中に、身体の不調につながるヒントが隠れていることがあります。
まとめ
今回の患者様の場合、首や肩の不調の一因として考えられたのは、少しきつい伊達メガネによるこめかみ周辺の圧迫でした。
メガネそのものが悪いわけではありません。
しかし、サイズが合っていなかったり、特定の場所へ長時間圧迫が加わったりすることで、頭部周囲に負担がかかり、それに伴って首や肩の筋肉まで緊張することがあります。
身体の不調は、必ずしも身体の内部だけに原因があるわけではありません。
普段何気なく使っているものが、
施術を受けても症状を繰り返す。
最近になって急に不調が増えた。
原因がなかなか分からない。
そんな時は、
「最近、何か身につけるものを変えていないか?」
という視点から生活を振り返ってみてください。
意外なところに、症状を改善するためのヒントが隠れているかもしれません。



