女性と子供のための整骨院

姿勢は「背筋を伸ばす」だけでは改善しない?良い姿勢を作るために必要な身体の条件

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「姿勢を良くしようと思って、いつも背筋を伸ばしています」

このようにお話しされる患者様は少なくありません。

もちろん、普段から姿勢を意識することはとても大切です。

しかし実際には、

「背筋を伸ばそう」

と意識するだけでは、良い姿勢を作れないことがあります。

むしろ、無理に胸を張ろうとすることで、

腰が反る。

首に力が入る。

肩が緊張する。

呼吸が浅くなる。

といった別の問題が起こることもあります。

なぜなのでしょうか。

その理由は、姿勢が「意識」だけで決まるものではないからです。

現代の生活は猫背になりやすい要素が非常に多い

現代人の生活を考えてみると、身体の前側で行う作業が非常に多いことが分かります。

スマートフォン。

パソコン。

勉強。

読書。

料理。

洗濯。

掃除。

育児。

授乳。

抱っこ。

日常生活のほとんどが、身体の前で行われています。

すると自然と、

頭が前へ出る。

肩が前へ巻き込む。

背中が丸くなる。

股関節が曲がった状態が長くなる。

といった姿勢になりやすくなります。

これが毎日何時間も続けば、身体は少しずつその姿勢に適応していきます。

姿勢が悪いのは「意識が足りないから」とは限りません

猫背の方を見ると、

「もっと背筋を伸ばせばいい」

と思われるかもしれません。

しかし実際には、

胸の筋肉が硬くなっている。

肩関節が前へ巻き込んでいる。

胸椎が伸びにくくなっている。

股関節が伸びにくくなっている。

首周囲の筋肉が緊張している。

こうした身体的な問題によって、良い姿勢を取りにくくなっていることがあります。

つまり、

「姿勢を良くしようと思ってもできない」

のではなく、

「身体そのものが、その姿勢を取りにくい状態になっている」

というケースがあるのです。

無理に背筋を伸ばすと腰だけ反ってしまうことがあります

姿勢を良くしようとして、

「胸を張る」

「背筋を伸ばす」

という動作をするとします。

本来であれば胸椎が伸び、肩の位置も自然に整ってほしいところです。

しかし胸椎が硬くなっている方の場合、背中が十分に伸びません。

すると身体は別の場所でその動きを補います。

その代表的な場所が腰です。

胸椎が伸びない。

代わりに腰を反る。

骨盤が前へ傾く。

腰周囲の筋肉が緊張する。

このようなことが起こる場合があります。

つまり、

「姿勢を良くしようと頑張った結果、腰痛が悪化する」

ということもあり得るのです。

姿勢には関節の動きも必要です

良い姿勢を作るためには、筋肉だけでなく関節がしっかり動くことも重要です。

特に、

胸椎。

肩関節。

股関節。

これらの動きは姿勢に大きく関係します。

胸椎が伸びない。

肩が前へ巻き込んでいる。

股関節が伸びない。

こうした状態では、身体をまっすぐに保とうとしても、どこか別の場所へ負担が集中します。

そのため、姿勢改善では、

筋肉を柔らかくすること。

関節の可動域を改善すること。

身体を正しく使える状態にすること。

これらを一緒に考える必要があります。

長年の姿勢は脳にも「慣れ」が起こります

姿勢改善を考えるうえで、もう一つ重要なのが身体の感覚です。

人間の脳は、

「自分の身体がどの位置にあるのか」

を常に感じ取っています。

長期間猫背で生活していると、その姿勢が本人にとっての「いつもの姿勢」になります。

そのため、実際に身体をまっすぐにすると、

「後ろに反っている気がする」

「なんとなく落ち着かない」

「この姿勢の方が違和感がある」

と感じることがあります。

つまり、悪い姿勢に慣れてしまうと、その姿勢を自然だと感じるようになることがあるのです。

施術だけで姿勢が永久に変わるわけではありません

では、整体や整骨院で施術を受ければ姿勢は改善するのでしょうか。

施術によって、

硬くなっている筋肉を動きやすくする。

関節の可動性を改善する。

肩の巻き込みを軽減する。

胸椎を動かしやすくする。

といった変化を作ることは可能です。

しかし、それだけで何年も続いた姿勢が永久に変わるわけではありません。

施術によって良い姿勢を取りやすい身体を作る。

そのうえで、

立つ。

歩く。

座る。

日常生活を送る。

こうした動作の中で、新しい身体の使い方を繰り返すことが必要です。

つまり、

施術で身体を変え、日常生活で身体に覚えさせる。

この両方が大切です。

当院では「背筋を伸ばしてください」だけでは終わりません

当院では姿勢が気になる患者様に対して、

「もっと胸を張ってください」

「背筋を伸ばしてください」

と伝えるだけではありません。

まず、

なぜその姿勢になっているのか

を確認します。

胸椎は動いているか。

肩関節が前へ巻き込んでいないか。

胸の筋肉が過度に緊張していないか。

股関節は伸びるか。

骨盤はどの位置にあるか。

首が前へ出すぎていないか。

こうした身体全体の状態を確認します。

そのうえで必要な部分へ施術を行い、自然に良い姿勢を取りやすい身体を作っていきます。

良い姿勢とは「力を入れて維持する姿勢」ではありません

本当に良い姿勢とは、

ずっと力を入れて胸を張り続ける姿勢ではありません。

首。

肩。

背中。

腰。

これらに必要以上の力を入れなくても、身体を自然に支えられる状態が理想です。

もし、

「姿勢を良くしようとすると疲れる」

「胸を張ると腰が痛い」

「背筋を伸ばすと首がつらい」

という状態であれば、それは身体に無理をさせている可能性があります。

姿勢改善とは、

我慢して正しい形を作ることではありません。

良い姿勢を自然に取れる身体を作ること

が大切なのです。

まとめ

良い姿勢を作るために、姿勢を意識することは大切です。

しかし、

「背筋を伸ばす」

という意識だけでは十分ではありません。

筋肉が硬くなっている。

関節が動きにくくなっている。

長年の姿勢に身体が慣れている。

こうした状態では、意識だけで良い姿勢を維持することは難しくなります。

まず身体を動きやすい状態にする。

そのうえで、良い姿勢を経験する。

そして日常生活の中で、その身体の使い方を繰り返していく。

この積み重ねが大切です。

「姿勢が悪いのは自分の意識が足りないから」

と考える必要はありません。

もしかすると、

身体そのものが良い姿勢を取りにくい状態になっている

だけかもしれません。

当院では、姿勢の見た目だけではなく、その姿勢を作っている筋肉や関節の状態まで確認しながら施術を行っています。

良い姿勢は、

頑張って作るものではなく、自然に取れる身体を作ることから始まります。