女性と子供のための整骨院

身体の「力み」が不調を長引かせる?慢性的な緊張と心身の関係について

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慢性的な肩こりや腰痛、首の痛み、身体のだるさなどでお悩みの患者様を見ていると、ある共通点を感じることがあります。

それが、

「身体に常に力が入っている」

という状態です。

しかも難しいのは、患者様ご自身がその力みに気づいていないことです。

施術中に、

「少し力を抜いてみてください」

とお伝えしても、なかなか力が抜けない。

肩に力が入っている。

手を強く握っている。

お腹に力が入っている。

奥歯を噛みしめている。

呼吸が浅い。

それでも本人は、

「力を入れているつもりはありません」

とおっしゃることがあります。

これは、その方にとって身体が緊張している状態が長く続き、いつの間にかそれが「普通」になってしまっているからかもしれません。

身体の力みは、それだけで負担になります

筋肉は、力を入れることで収縮します。

必要な時に筋肉へ力を入れること自体は、もちろん悪いことではありません。

問題になるのは、

本来休んでいるはずの時間まで筋肉が緊張し続けていること

です。

例えば、デスクワーク中に肩をすくめたまま何時間も過ごしている。

寝ている間も食いしばっている。

座っているだけなのにお腹や腰に力が入っている。

こうした状態が毎日続けば、筋肉には長時間負担がかかります。

その結果、

肩が重い。

首が痛い。

背中が張る。

頭痛がする。

腰が抜けないような感覚がある。

身体が休まらない。

といった症状につながることがあります。

「力を抜いてください」と言われても抜けない理由

慢性的に身体が緊張している方の場合、

「力を抜こう」

と思っただけでは簡単に脱力できないことがあります。

なぜなら、脳がその緊張状態に慣れてしまっているからです。

長時間同じ姿勢を続けている。

仕事で常に集中している。

育児で気を張っている。

睡眠不足が続いている。

精神的なストレスが強い。

こうした生活が続けば、身体も緊張状態に入りやすくなります。

すると、

肩が上がっている。

背中が固まっている。

呼吸が浅い。

身体を無意識に守るような姿勢になる。

といった状態が当たり前になってしまうことがあります。

そのため本人にとっては、

「これが普通」

になっているのです。

精神的なストレスと筋肉の緊張は関係します

精神的に緊張している時、人間の身体にも変化が起こります。

例えば、

大事な仕事の前。

人前で話す時。

強い不安を感じている時。

怒りや緊張が続いている時。

このような場面では身体が活動・警戒モードになりやすく、筋肉にも力が入りやすくなります。

肩が上がる。

歯を食いしばる。

呼吸が浅くなる。

手に力が入る。

こうした反応は、多くの方が経験したことがあると思います。

つまり、

精神的な緊張

身体の緊張

という関係は確かにあります。

しかし「身体から心へ」の影響もあります

大切なのは、心から身体への影響だけではありません。

反対に、

身体の状態が精神的な緊張感に影響することもあります。

例えば、

肩や首にずっと力が入っている。

呼吸が浅い。

胸郭が動かない。

身体全体がガチガチに固まっている。

このような状態では、身体はなかなか「休息モード」へ入りにくくなります。

反対に、

肩の力が抜ける。

呼吸がゆっくりになる。

身体を預けられる。

筋肉の緊張が和らぐ。

このような状態では、落ち着きやすいと感じる方も多くいます。

つまり、

心が身体を緊張させることもあれば、

身体の緊張が心を休みにくくしていることもあるのです。

呼吸が浅い方は身体が休みにくいことがあります

慢性的に身体が力んでいる方を見ると、呼吸が浅くなっていることも少なくありません。

本来、呼吸では、

肋骨。

胸骨。

背骨。

横隔膜。

腹部。

こうした部分が連動して動きます。

しかし、

背中が丸い。

胸周囲が硬い。

肩に力が入っている。

お腹が緊張している。

このような状態では、呼吸時の身体の動きが小さくなりやすくなります。

すると、さらに首や肩周囲の筋肉を使って呼吸するようになり、緊張が強くなることもあります。

そのため当院では、首や肩だけではなく、

胸郭。

背中。

肋骨周囲。

腹部。

などの動きも確認します。

整骨院で精神的な問題を「治す」ことはできません

ここは非常に大切です。

精神的な不調や強い不安、抑うつ状態などには、さまざまな原因があります。

人間関係。

仕事。

家庭環境。

睡眠。

ホルモン。

生活習慣。

身体的な病気。

さまざまな要素が関係します。

そのため、

「整体を受ければ精神的な問題が治る」

「身体を緩めればすべて解決する」

ということではありません。

必要に応じて医療機関での診察や治療、投薬、カウンセリングなどが重要です。

ただし、

身体側に存在している強い緊張を減らす

ということは、整骨院でもできる場合があります。

身体側からできるアプローチがあります

例えば、

首や肩の筋肉を緩める。

背中の動きを改善する。

胸郭を動きやすくする。

関節の可動性を改善する。

呼吸しやすい身体を作る。

こうした施術を行うことで、身体全体の緊張を減らしていきます。

すると患者様から、

「身体の力が抜けた感じがする」

「呼吸がしやすい」

「身体が軽くなった」

「久しぶりに楽に眠れた」

といった感想をいただくことがあります。

もちろん、すべての方に同じ変化が起こるわけではありません。

しかし、身体の緊張が非常に強い方にとっては、身体側から負担を減らしていくことも一つの選択肢になります。

「肩こり」だと思っていたものが、実は全身の緊張だったこともあります

慢性的な肩こりの方の場合、

「肩の筋肉が硬いから肩だけ揉む」

という施術では十分ではないことがあります。

肩が硬い背景に、

呼吸の浅さ。

胸郭の硬さ。

背骨の動きの低下。

食いしばり。

精神的な緊張。

長時間のデスクワーク。

などが関係していることがあるからです。

身体全体が緊張しているのであれば、肩だけを緩めても再び力が入りやすくなります。

そのため大切なのは、

なぜその筋肉が緊張しているのか

まで考えることです。

当院では「力を抜ける身体」を作ることも大切にしています

当院では、ただ筋肉を強く揉んで柔らかくすることだけを目的にはしていません。

患者様の身体を確認しながら、

どこに力が入っているのか。

どこが動きにくいのか。

呼吸はしっかりできているか。

力を抜こうとした時に抜けるのか。

こうしたところまで確認します。

身体に必要以上の力を入れなくても、自然に姿勢を保てる。

必要な時に力を入れ、必要のない時には力を抜ける。

その状態を目指すことが大切だと考えています。

常に頑張っている身体は、休むのも苦手になります

筋肉は、使うことも大切です。

しかし、

緩むことも同じくらい大切です。

力を入れる。

そして抜く。

活動する。

そして休む。

この切り替えが必要です。

ところが慢性的に緊張している方は、

「力を入れること」は得意でも、

「力を抜くこと」が苦手になっていることがあります。

身体を良くするというと、

筋肉を鍛える。

姿勢を正す。

頑張ってストレッチする。

という方向ばかりを考えてしまいがちです。

しかし人によっては、

もっと頑張ることではなく、まず力を抜けるようになること

が必要な場合もあります。

まとめ

自分では気づいていない身体の力みが、慢性的な身体の不調につながっていることがあります。

肩。

首。

背中。

腰。

顎。

お腹。

さまざまな場所に無意識に力を入れ続けている方がいます。

そして精神的なストレスが身体を緊張させることもあれば、身体の緊張によって休みにくくなることもあります。

だからこそ、

「心の問題だから身体は関係ない」

「身体の問題だから心は関係ない」

と分けて考えるのではなく、

心と身体はお互いに影響し合っている

という視点が大切です。

もちろん、精神的な不調を整骨院だけですべて改善できるわけではありません。

病院での治療や投薬、カウンセリングなどが必要なケースもあります。

しかし、

身体が常にガチガチに緊張している。

呼吸が浅い。

肩の力が抜けない。

寝ても身体が休まった感じがしない。

そのような方は、

身体側から「力を抜きやすい状態」を作る

というアプローチを取り入れてみてもよいかもしれません。

身体を整えるというのは、

強くすることだけではありません。

必要な時に力を入れ、必要のない時にはしっかり力を抜けること。

それも、健康な身体にとって非常に大切だと当院では考えています。