女性と子供のための整骨院

痛くない場所にも問題がある?身体は「痛みのある場所」だけを見てはいけません

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身体に痛みが出ると、多くの方はその場所だけに意識が集中します。

腰が痛ければ腰。

膝が痛ければ膝。

手首が痛ければ手首。

もちろん、痛みのある場所を確認することは非常に大切です。

しかし、

「痛い場所=一番悪い場所」

「痛くない場所=問題がない場所」

とは限りません。

人間は複数の痛みを同時に感じることができますが、強い痛みがあると、どうしてもその場所へ注意が集中します。

すると、別の場所に存在している違和感や動きの悪さに気づきにくくなることがあります。

痛みがなくても身体に問題があることがあります

例えば、

痛みはないけれど関節がかなり硬い。

左右で可動域に大きな差がある。

筋肉の緊張が強い。

身体の使い方に偏りがある。

こうした状態は珍しくありません。

本人は、

「痛くないから大丈夫」

と思っていても、身体を確認すると明らかな左右差があることがあります。

このような状態が続けば、ある日を境に痛みとして表面化することもあります。

つまり、痛みは身体の異常を知らせる大切なサインではありますが、

痛みだけが身体の状態を判断する基準ではない

ということです。

実際にあった患者様の例

以前、右手首の痛みで来院されていた患者様がいらっしゃいました。

もちろん、右手首にはしっかり施術を行っていました。

しかし、身体全体を確認している中で、私はもう一つ気になる場所がありました。

それが、

反対側の左肩です。

その時点では、左肩に強い痛みはありませんでした。

しかし、

肩関節の動きがかなり悪い。

左右で可動域に差がある。

肩周囲の組織の緊張が強い。

このような状態が見られました。

そこで、

「右手首が良くなった後も、左肩は一度しっかり見ておいた方がいいですよ」

とお伝えしました。

しかし、左肩には痛みがなかったため、必要性を感じにくかったのだと思います。

その後、しばらく来院されなくなりました。

すると数日後、

「左肩が急に痛くなって、腕が上がらなくなった」

とのことで再び来院されました。

いわゆる四十肩のような強い症状が出てしまったのです。

強い痛みがあると、別の場所の問題に気づきにくくなることがあります

この患者様の場合、

右手首に強い痛みがあったため、どうしてもそちらへ意識が集中していました。

もちろん、

「右手首が痛かったから左肩の痛みを脳が完全に消していた」

と断定することはできません。

ただし、

右手首の痛みに注意が向いていたことで、左肩に以前からあった動きの悪さや違和感を、本人が重要な問題として認識していなかった可能性はあります。

人間は、強い症状があるとどうしてもそこへ意識が集中します。

そのため、

「一番痛いところだけを追いかける」

という見方をすると、別の問題を見逃してしまうことがあります。

身体の問題は、痛みより先に「動き」に現れることがあります

身体の不調は、いきなり強い痛みとして現れるとは限りません。

その前に、

動かしにくい。

左右差がある。

以前より可動域が狭い。

特定の姿勢だけ取りにくい。

筋肉の緊張が強い。

このような変化として現れることがあります。

例えば肩の場合でも、

痛くはないけれど腕が上がりにくい。

背中に手を回しにくい。

片側だけ肩が前に出ている。

こうした状態が続いていることがあります。

この段階で身体の変化に気づければ、強い症状が出る前に対応できる可能性があります。

「痛みがないから問題なし」とは限りません

多くの方は、

痛いから病院や整骨院へ行く。

痛くないから行かない。

という判断をします。

もちろん、これは自然なことです。

しかし身体の状態を考える場合、

痛みの有無だけでは十分ではありません。

特に、

左右で動きが違う。

片側だけ極端に硬い。

昔より可動域が狭くなった。

同じ動作で引っかかる感じがある。

という場合は、痛みがなくても身体を一度確認してみる価値があります。

痛みは「結果」として出ていることもあります

例えば手首が痛い場合でも、

肘の動き。

肩の動き。

肩甲骨。

首。

こうした場所が関係していることがあります。

一つの関節が動きにくくなれば、別の関節がその動きを補おうとします。

その状態が長く続くと、負担が集中した場所に痛みが出ることがあります。

つまり、

今痛い場所だけが問題のすべてではない

ということです。

身体は複数の関節や筋肉が連動して動いているため、全体を見る必要があります。

当院では「痛い場所」以外も確認します

当院では、患者様に、

「どこが痛いですか?」

とお聞きするだけで施術を始めることはありません。

もちろん痛みのある場所は丁寧に確認します。

しかし同時に、

反対側はどうなのか。

周囲の関節は動いているか。

左右差はないか。

姿勢に大きな偏りはないか。

痛みがなくても動きの悪い場所はないか。

こうした部分まで確認します。

なぜなら、

今痛みが出ている場所だけを施術しても、その背景にある身体の問題が残っていれば、別の場所に症状が出ることもあるからです。

「痛くなってから」ではなく「動きが悪い時点」で気づくことが大切です

身体は、強い痛みが出る前にさまざまなサインを出しています。

動きにくい。

左右差がある。

いつも同じ場所が張る。

姿勢が取りづらい。

こうした小さな変化も、身体からのサインです。

だからこそ、

「痛くないから大丈夫」

ではなく、

「以前と同じように動けているか」

という視点も持ってみてください。

まとめ

人間は複数の痛みを同時に感じることができます。

しかし、強い痛みがあると、その場所へ注意が集中し、別の場所の違和感や動きの悪さに気づきにくくなることがあります。

そして身体には、

痛くないけれど硬い。

痛くないけれど動かない。

痛くないけれど左右差が大きい。

という状態が存在します。

だからこそ、

痛みのある場所だけを見ないこと。

これが大切です。

痛み。

関節の動き。

左右差。

筋肉の緊張。

姿勢。

身体の使い方。

これらを総合的に確認することで、まだ痛みとして表面化していない問題に気づけることがあります。

当院では、

「今痛い場所を楽にする」

だけではなく、

今は痛くないけれど、今後負担になりそうな場所まで確認すること

を大切にしています。

「痛くなってから治す」

だけではなく、

痛みが出る前の身体の変化に気づくこと。

それが、身体を長く良い状態で使っていくために非常に大切だと考えています。