女性と子供のための整骨院

足首の捻挫は安静にしているだけでは治らない?1ヶ月経っても痛みが残る原因とリハビリの重要性

  1. HOME
  2. お知らせ
  3. 足首の捻挫は安静にしているだけでは治らない?1ヶ月経っても痛みが残る原因とリハビリの重要性

捻挫から4週間経っても痛みが残るのはなぜ?

足首を捻挫すると、多くの方は「痛みがなくなるまで安静にしていよう」と考えると思います。

もちろん、受傷直後には患部の保護や安静が必要な場合があります。

しかし、捻挫は安静にしているだけでは、十分に回復しないことがあります。

先日、当院に通院されている小学4年生の女の子が、捻挫から約4週間が経過しているにもかかわらず、足首を捻った方向へ動かすと痛みが残っている状態でした。

日常生活では大きな支障がなくても、特定の方向へ足首を動かすと痛みが出る。

こうした症状は、捻挫後に見られることがあります。

靱帯が修復されても痛みが残る理由

捻挫では、関節を支えている靱帯や周囲の軟部組織が損傷します。

損傷した組織は時間とともに修復されますが、組織の修復と、関節が正常に動ける状態への回復は別の問題です。

修復過程では瘢痕組織が形成され、周囲の組織の柔軟性や滑走性に変化が生じることがあります。

また、痛みを避けて動かさない期間が続くと、足関節の可動域や筋力、バランス能力が低下することもあります。

つまり、受傷から時間が経過していても、動かしたときの痛みが残ることがあるのです。

なお、4週間という期間だけで靱帯が完全に修復されたとは判断できません。損傷の程度や経過を確認することが重要です。

痛みのある部分への施術と足関節の運動で改善

今回の患者様は、受傷から約4週間が経過し、日常生活での状態は比較的良好でした。

そこで私は、痛みの出る方向や患部の状態を確認したうえで、足首周囲の硬さや圧痛がある部分に対して、指による丁寧なリリースを行いました。

さらに、足関節を繰り返し動かしながら、可動域と痛みの変化を確認しました。

すると、施術前には痛みが出ていた方向へ足首を動かしても、施術後には痛みが消失していたのです。

私は今回、周囲の軟部組織への施術と足関節の運動を組み合わせたことが、痛みの改善につながったと考えています。

ただし、施術直後の痛みの消失が、そのまま靱帯の完全な回復を意味するわけではありません。

捻挫後のリハビリはなぜ重要なのか?

足首の捻挫では、痛みが軽くなった後も、関節の動きや筋力、バランス能力が十分に回復していないことがあります。

そのまま運動を再開すると、足首を再び捻ってしまうこともあります。

そのため、捻挫後には回復段階に合わせて、次のような取り組みが重要です。

  • 足関節の可動域を回復させる運動
  • 足首周囲の筋力トレーニング
  • 片脚立ちなどのバランス練習
  • 歩行やスポーツ動作の確認

大切なのは、無理に痛みを我慢して動かすことではありません。

損傷した組織の状態を確認しながら、適切な時期に適切な負荷を加えていくことです。

まとめ|捻挫は安静だけでなく、適切な施術と運動が大切です

捻挫によって傷ついた組織は、時間の経過とともに修復されていきます。

しかし、ただ安静にしていれば、足首の機能まで自然に元どおりになるとは限りません。

今回の患者様も、受傷から約4週間が経過していましたが、適切な施術と足関節の運動によって、残っていた痛みに大きな改善が見られました。

「痛いから動かさない」ことが、必ずしも正しいとは限らないのです。

当院では、痛みのある場所だけでなく、組織の回復状態や関節の動きも確認し、一人ひとりに適した施術と運動指導を行っています。

捻挫から数週間経っても痛みが残っている場合は、安静を続けるだけでなく、現在の足首の状態を適切に評価することが大切です。