筋肉をほぐすだけでは身体は柔らかくならない?関節の可動域と運動機能を改善するために大切なこと
筋肉が柔らかくなっても、身体の動きが改善しない理由
「身体が硬いから、筋肉をほぐしてほしい」
当院でも、このようなご相談をいただくことがあります。
確かに、筋肉の緊張を緩めることで、身体が動かしやすくなる場合があります。
しかし、筋肉が柔らかくなることと、
なぜなら、人間の動作には筋肉だけでなく、関節の可動性や神経系の働きも関係しているからです。
関節の可動性が低下すると動作は制限される
例えば、腕を上げる動作を考えてみましょう。
腕を上げるためには、肩関節だけでなく、肩甲骨や鎖骨、胸椎などが連動して動く必要があります。
肩周囲の筋肉を十分にリリースしても、胸椎や肩関節の動きが制限されていれば、腕の上がり方が改善しないことがあります。
関節には、関節包や靱帯などの組織が存在しています。
また、関節内部では関節液が潤滑の役割を担い、関節面が滑らかに動くことを助けています。
そのため、身体の動きを改善するには、筋肉の状態だけでなく、関
関節が動くだけでなく、その動きを使いこなすことも重要
もう一つ大切なのが、脳や神経系による運動制御です。
私たちは身体を動かす際、脳から筋肉への運動指令と、関節や筋肉から伝わる感覚情報を利用しています。
例えば、施術によって股関節の可動域が広がっても、その可動域を歩行や立ち上がり動作の中で十分に使えるとは限りません。
そこで重要になるのが、実際に身体を動かす練習です。
股関節を曲げ伸ばしする、肩をゆっくり回す、身体をひねる。
こうした簡単なエクササイズでも、関節と筋肉を協調させる練習になります。
関節を動かせる状態にすることと、
この両方が大切なのです。
当院では筋肉・関節・動作の3つを確認します
当院では、筋肉へのリリースだけでなく、必要に応じて関節モビライゼーションなどの手技も行っています。
そして、施術後には実際に身体を動かしていただきます。
肩が上がりやすくなったのか。
股関節が曲げやすくなったのか。
立ち上がりや歩行がスムーズになったのか。
こうした変化を確認し、必要に応じてエクササイズも取り入れます。
筋肉をほぐすことは、施術の目的ではなく、身体の機能を改善するための手段の一つです。
まとめ|大切なのは柔らかさではなく、身体を使えること
身体をスムーズに動かすためには、筋肉の柔軟性、関節の可動性、そして神経系による運動制御が重要です。
どれか一つだけに注目するのではなく、それぞれの状態を確認する必要があります。
筋肉をほぐし、関節の動きを取り戻し、
当院では、ただ身体を柔らかくするのではなく、患者様がより快適に身体を動かせる状態を目指して施術を行っています。



